起業するのに、お金の悩みって尽きませんよね?
お金がないから起業できない…
お金がないからうまくいかない…
でも、それって勘違いかも!?
当記事では、【起業1年目の教科書】(小社刊)がベストセラーとなった今井孝さんのシリーズ
起業1年目の「お金」の教科書
を紹介させていただきます。
出版社 かんき出版
発売日 2017/12/13
ページ数 256
今井 孝(いまい たかし)
株式会社キャリッジウェイ・コンサルティング代表取締役
1973年大阪生まれ。大阪大学院修了。
大手IT企業に約8年在籍し、新規事業を成功させる。
独立1年後に始めたセミナーには10年連続で毎回300人以上が参加。トータルでは6000人以上になる。
またマーケティングに関するさまざまな教材が累計3000本以上購入されるなど、3万人以上の起業家にノウハウや考え方を伝え、最初の一歩を導いた。
著書にベストセラーになった【起業1年目の教科書】(小社刊)がある。
本書の内容
本書は第1章から第6章で構成されています。
まえがき
第1章「お金をかけずに起業する」
第2章「ゼロからお金を生み出す」
第3章「自信を持って価格を上げる」
第4章「お金をかけずに売る」
第5章「チームとお金」
第6章「お金の呪縛から自由になる」
あとがき
著者によると、本書は、
開業資金はいくらかかりますか?
起業したいので、借金の方法を教えてください!
価格はいくらぐらいがいいでしょうか?
などなど、筆者へ多数のお金に関する相談が寄せられるため、
これらに対する回答を全て書いておきました
とのこと。
この1冊で、よくあるお金の悩みが網羅されていると思います。
本記事をお読みのあなたは、
起業したいけどできない
起業するために勉強中だ
といった起業準備中の方だと思います。
あなたと同じ起業前の私が、本書を読み、グッときた3点について書きたいと思います。
起業1年目でお金に困らない人は、0円でどこまでできるか試す
「お金がなければ、今できることは何もない」という考えは、多くの場合は思い込みです。
どんな状況でも、あなたにできることがあります。
例えば、「カフェをやりたいけどお金がなくて何もできない」という方がいたら、筆者はこんな質問をされるそうです。
「もし、私があなたに今日、1千万円の資金を提供したら、あなたは何をしますか?さっそく不動屋さんに店舗を借りにいきますか?」
多くの答えは「えっ?いえ、どこにお店を出すのか決めていないので、まずは調査します」という感じになるようです。
調査は1千万円なくてもできますね。
それを今やれば良いですし、他にもできることはまだまだあるはずです。
実際に起業してうまく行っている人は、お金がない時期には、お金がなくてもできることをしっかりとやっています。
あなたにも、今やれることはたくさんあるはずです。
お金をかけずにできることは無限にあります。
まずは0円でどこまでできるかを試してみましょう。
起業1年目でお金で困らない人は開業手続きは本当に必要になるまでしない
開業手続きのやり方を教えてください!
法人化した方がいいのでしょうか?
など、開業に関する質問も、よくされるそうです。
筆者の答えは
急いで開業届を出す必要はありません。
ちゃんと売れるようになってからでも遅くはありません
です。
なぜなら、1円も稼いでいないなら手続きは必要ないし、売上があっても、後からでも間に合うからです。
開業届など、いろんな手続きのために勉強したり、調べものをしたりして時間を使うぐらいであれば、売上を上げることにもっとエネルギーを注ぐべきです。
ビジネスの本質は、「価値を創造すること」、そして「顧客を創造すること」です。
それ以外は後からなんとでもなるものです。
ビジネスは複雑に見えますし、やることが多そうに見えますが、本当に大事なことはそんなに多くはありません。
本質に焦点を合わせて、そこに時間をかけましょう。
「手続きを勉強しないと起業できない」わけではありませんし、「手続きを1つでも間違うと何か罰を受ける」と不安になる必要もありません。
ルールや手続きはあなたを支配し服従させるものではなく、あなたのビジネスを円滑にするためにあるものだからです。
急いで開業届を出す必要はありません。
あなたも目の前の大切なことに集中しましょう。
起業1年目でお金で困らない人は時間ではなく価値をお金に変える
ずっと勤め人をしていると、「たくさん稼ぐには長時間働かなければならない」という考えが身に沁み込んでしまうかもしれません。
「10倍稼ぐには10倍時間がかかる。」と思ってしまうわけです。
しかし、起業家にはこれは当てはまりません。
10倍の時間を働いても10倍稼げるとは限りませんし、同じ時間で10倍稼げるというケースもあります。
時間とお金を切り離して考えるのが起業家的な発想です。
起業家には価値を創造する時間が必要です。
やみくもに動き回るのではなく、お客様にとっての価値を考えることや、その価値を増やす方法を考えることに時間を使った方が、報酬は大きくなります。
他人の10倍肉体労働をすることは物理的に不可能ですが、他人の10倍考えることは可能です。
成功している起業家は、毎日考えています。
たまにまとめて考えるのではなく、毎日です。
買い物をしていても、映画を見ていても、リゾートにいても、価値を生み出す方法を考えています。
あなたも試行錯誤を続ければ、きっと大きな価値を生み出す方法を編み出せます。
時間ではなく、価値をお金に変えられるように、毎日毎日、価値を生み出す方法を考えましょう。
まとめ
本記事では、
今井孝さん 起業1年目のお金の教科書を紹介させていただきました。
起業前の私が読んでグッときた3点は
- 起業1年目でお金に困らない人は、0円でどこまでできるか試す
- 起業1年目でお金で困らない人は、開業手続きは本当に必要になるまでしない
- 起業1年目でお金で困らない人は、時間ではなく価値をお金に変える
でした。
本書は、
- 起業は焦らなくてもいい
- まずは0円でできることがまだまだある
- 毎日、価値を生み出す方法を考えよう
という気持ちにさせてくれました。
本記事は、起業準備中のあなたに向けて書きました。
でも、本書を最後まで読み進めると、起業して間もない方にこそ読んで欲しい内容となっています。
特に、
- 価格の決め方がわからない
- 商品を売るためには無理をしてでも安く提供するしかない
とお考えの方には
◯第3章
自信を持って価格を上げる
- 起業1年目からお金で困らない人は、価格を3ステップで決める
- 起業1年目からお金で困らない人は、次のお客様のためにお金をいただく
など、とても参考になるのでは、と思いました。
私も起業後、お金のことで迷った時は、もう一度読み返したいと思います。
最後まで見ていただいてありがとうございました。
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