いろんなビジネス書を見てるけど、なんかピンとこないな
読みやすいビジネス書はないかな
そんなお悩みのあなたにおすすめします！
出版社 飛鳥新社
本の長さ ３５２ページ
発売日 ２０１７／１２／１６
（初版 ２００５年７月）
本書の初版は２００５年で２０１７年に文庫化されています。
えっ？そんなに古い本なの？
そんなの今の時代に役立つの！？
と思ったあなた、気持ちはわかります。
でも、本書が２０１７年に文庫化される時、著者の犬飼ターボさんは数年ぶりに本書を読み返したそうです。
そして、あとがきでこう語られています。
現在の自分から見て修正したい教えがほとんどなくて意外でした。（中略）
あとがきより
これを執筆する時に、時代が変わっても変化しない、普遍的な法則だけにしようと決めていたからだと思います。
本書を読み終えて、「今の時代に合わないな」とは思いませんでした。
著者 犬飼ターボ
成功小説家。24歳で企業家として独立。
数々の成功と失敗を重ねながら、28歳のときに立ち上げたマーケティング会社が１億円の売り上げを超える。しかし、世間で言われる成功（収入、地位、名誉、時間）を手に入れたものの、”完全に満たされた幸せ”は感じられなかった。その後、友人の勧めで受けた心理カウンセリングで、成功と幸せは違う軸で存在することに気づき、それを伝える小説を書くことを決意。成功と幸せを両立させるハピサク（ハッピー&サクセスの略）のエッセンスを盛り込んだ作品を精力的に発表している。他の著書に『DREAM』『TREASURE』『天使は歩いてやってくる』『仕事は輝く』（飛鳥新社）、『星の商人』（サンマーク出版）、『オレンジレッスン。』（徳間書店）がある。
本書のあらすじを紹介します。
サラリーマンになるのはいやだ！と独立を志し、いろいろな事業を試みては、失敗を繰り返す泉卓也は、ある日偶然、フェラーリに乗る弓池という成功者に出会う。
なぜ自分はいままでうまくいかなかったのか？どうすれば成功者の仲間入りができるのか？人生で成功するということはいったいどういうことなのか？
数々の試練を乗り越えながら、弓池から多くを学び取っていった卓也が導いたその答えは…？
裏表紙より
本書を一言でいうと、「成功法則が学べる小説仕立てのビジネス本」です。
主人公が、成功者であるメンター（師匠）と出会い、関わっていく中で、この先どうなっていくんだろうと、ドキドキハラハラさせられました。
そして主人公が、試行錯誤を繰り返し、メンターの助言をもらって、壁を乗り越えていく過程などを読み進めると、ビジネスで成功するために大事なことが学べます。
本記事では、本書から学んだ中で、起業を目指す私がグッときた２点
- メモ魔になること
- 成功した将来のイメージを持つ
について、紹介したいと思います。
一部ネタバレも含みますので、ご注意下さい。
メモ魔になること
あなたは、大事な相手と話している最中、メモをとっていますか？
記憶力があるから大丈夫！
あとからメモ帳に書いてるよ！
そんな方は是非、大事な人の話を聞くときは、目の前でメモしましょう。
恥ずかしい話、私はこれまで、人の目の前でメモをとったことはほとんどありませんでした。
どうして目の前でメモをとるべきなんでしょう？
大事な内容を忘れないようにでしょうか？
それも正解ですが、大事なことがもうひとつあります。
それは、
相手のためにメモをとる
ということです。
相手の立場になって考えてみて下さい。
あなたは、誰かに何かを話したり、教えたりしたとき、その話を相手がメモを取ったら、どう感じますか？
自分の話すことが、大事だと思ってくれてるんだな
など、価値のあることを言ったのだと思って、嬉しくなりますよね！
そして、もっと役立つことをどんどん話したくなりますよね！
メモをとることは、自分のためでもあり、相手のためでもあります。
メモ魔になって、相手から成功の教えを引き出しましょう！
成功した将来のイメージを持つ
本書の主人公は、メンターから出された課題をこなし、あることを感じます。
成功者と路上生活者は紙一重だということ。
何がそれを分けるのか？
メンターは主人公にこう言います。
自分が本当は成功者だと思う人はそうなるし、路上生活者だと思う人はそうなる
さすがに言い過ぎでしょ！？
と、思いました。
路上生活者は、路上生活者になりたいと思って、なったわけではないはず。
でも、メンターは続けます。
すべて自分は何者かであるかという認識が、将来こうなるというイメージになって実現するんだ。
成功している経営者は自分が成功にふさわしいと考え、成功した将来のイメージを持っていたんだ。
それに対して路上で暮らしている人たちは将来のイメージが成功者でなかった。
どのようにもイメージ通りになってしまうものさ。
（中略）
『自分は成功者だ』と思っている人は、現実に成功する行動を取るものだ。そう思っていない人は、反対の行動を取るんだよ。
常に、人生には分かれ道がある。そのどちらかを行くかでたどり着く地点が変わる。
それだけなんだよ
成功する自分のイメージを持っていない人は成功しないってことですよね！
あなたは、成功した自分のイメージを持っていますか？
成功した自分のイメージができていれば、成功できるはずです。
本書には成功した自分がイメージできるよう人生の目的を見つけるためのワークシートも用意されています。
成功した自分のイメージが湧きにくい方は、そちらも参考になると思います。
まとめ
本記事では、小説仕立てのビジネス本「チャンス（CHANCE）」を紹介させていただきました。
私が、本書で学んだ中で、グッときた２点は
- メモ魔になること
- 成功した将来のイメージを持つこと
でした。
私は今まで、相手の目の前でメモを取ったことはほとんどありませんでした。
ですが、これからは「相手のため、自分のため」に、メモを取ろうと思います。
そしてこの先、起業して成功する自分を、はっきりとイメージすることにしました。
成功する自分のイメージができていれば、必ず成功できるはず！です。
本書は、他にも、
- ビジネスの成功だけでは幸せになれない
- 諦めなければチャンスはやって来る
- 不労所得という考え方
- 投資が先で消費が後
- 成功者のマネをする
など、ビジネスを成功させる上で大事なことが、たくさん学べます。
また、本書を読み進めると、まるで小説を読んでいるように、主人公やメンターに感情移入していきます。
そして、衝撃のラストが待ち構えています。
気になった方は是非、本書を手に取ってみて下さい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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