2022年3月26日、YouTubeチャンネルの「サラタメさん」で公開されたこの動画
ここで紹介された本書
が、Kindle Unlimitedの対象のため、さっそくダウンロード。
サラタメさんが、動画の中で、本書のことを
「コンサル以外の人にも、社会人1年目以外の人にも、仕事のレベルを引き上げてくれる良書です。」
と紹介されていますが、読んで納得。
ビジネスの基礎から応用まで、そして、簡単に実践できる内容が具体的に紹介されていて、コンサル業界に携わる方だけでなく、すべてのビジネスパーソンに通じるものが書かれている1冊だと感じました。
この記事では、
- 本書の内容(出版社より)
- 本書の著者紹介
- 動画の紹介(サラタメさん)
と、本書の中から、動画では紹介されていない「ここも良かった!」点を解説します。
まずは、本書の内容、著者紹介から。
本書の内容(出版社より)
本書は、社会人一年目からベテランまでのみなさんに、
普遍的に役立つスキルを身につけてもらいたい、
それも、一過性のものではなく、15年、20年と、
生き続けるスキルを身につけてもらいたいと思って書きました。
そこで、各界で活躍する元コンサルタントの方に取材をし
15年前の新人時代を思い出してもらうことにしました。
そして、新人時代に学んだことのなかで、
15年たっても記憶に残っていること、15年たっても役に立っていること、
つまり、職種・業界が変わっても通用し、また、リーダーの立場や
経営者の立場になっても通用していることを挙げてもらいました。
それこそが、 15年を経て磨かれ光り輝くようになった
ダイヤモンドの原石にあたるようなスキル・経験だからです。
本書の著者紹介
大石哲之(おおいしてつゆき)
1975年東京生まれ。慶応大学卒業後、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)、株式会社ジョブウェブの創業をへて、
株式会社ティンバーラインパートナーズ代表取締役(現職)、株式会社タグボート監査役(現職)、一般社団法人日本デジタルマネー協会理事。
現在は、ビジネスコンサルタントとして、経営の支援や、創業などにかかわる一方、
海外に移住し、場所・時間・国家にとらわれないライフスタイルを実践し、作家、ブロガー活動を通じて情報を発信している。著書に「ノマド化する時代」(ディスカヴァー21)、「3分でわかるロジカルシンキングの基本」「3分でわかる問題解決の基本」(日本実業出版社)、「過去問で鍛える地頭力」(東洋経済新報社)、「コンサルタントの読書術」「英語もできないノースキルの文系学生はどうすればいいのか?」(tyk publishing)など、多数。
動画の紹介(サラタメさん)
この動画は、2022年5月現在、登録者数66万人超えのYouTubeチャンネルである「サラタメさん」のものです。
運営者のサラタメさんは、「”サラ”リーマンの”タメ”」をコンセプトに情報発信されており、オススメ書籍やニュース解説など、ビジネスパーソンの方に役立つ知識を、聞くだけで理解できる音声コンテンツにして投稿されています。
個人的に、早口でユニークでズバッと解説されるスタイルが痛快で、いつも楽しく視聴してます。
今回の動画は、大石哲之さんの「コンサル一年目が学ぶこと」から
- オープニング+概要
- 分解すれば「デキる」は作れる
- 3つのアクションをご提案!
①「仮設ファースト」で走り出せ
②「雲雨傘」で提案しろ
③新入社員でも「責任」を取れ - まとめサラタメ的補足「仕事は、最悪で、最高。」
について、解説されています。
本動画のメインターゲットは新社会人・若手社員ということ。
ですがベテラン社員の方も、大いに見る価値ありの動画となっています。
気になった方は是非、動画をご覧ください。
本書の「ここも良かった!」点
サラタメさんは動画の中で、本書を「全ビジネスパーソンの仕事レベルを一段上げてくれる良書」と紹介されています。
社会人18年目で、ベテランの域となっている私ですが、全ビジネスパーソン向けとのことで、「是非読んでみよう!」と、手に取ることに。
Kindle Unlimited対象のため、さっそくダウンロード。
本書を読み、社会人ベテランの私ですが、恥ずかしながら、学ぶことがたくさんありました。
その中でも、動画では紹介されていない、「ここも良かった!」という点をあなたと共有したいと思います。
それは、
コンサル流検索式読書術を身につける
です。
あなたは、本を読む時、なんとなしに最初のページから最後のページまで、順番に読んではいませんか?
そんなあなたは是非、本書のこの部分にも注目してみてください。
簡単に解説しますと、コンサル流読書術の基本は3点
- 読書の目的を絞る、明確にする
- ウェブを検索するように目次ベースで該当箇所を拾っていき、重要な部分だけ読む
- なるべく多くの文献を広く浅く当たる
というものです。
読書の目的を絞る、明確にする
まずは本を読む目的を明確にすること、これが最初のポイントです。
同じ本を読んでも、目的や目的意識が違えば、注目すべき場所も違うし、読み取る箇所も違ってきます。
ですから、最初に、「この本では何を知りたいのか?」という目的を明確にすることが重要です。
漫然と、満遍なく読むのではなく、読む目的を明確にして、本を読む
目的達成のために本を読むのですから、本のすべて一字一句に目を通す必要はなく、目的に沿って役に立ちそうな部分だけに目を通せば十分ということになります。
ウェブを検索するように目次ベースで該当箇所を拾っていき、重要な部分だけ読む
本を読むとき、ウェブで検索するように重要な部分だけを読む、それが検索式読書術です。
あなたも、わからない言葉が出てきた時に、グーグルなどでウェブ検索しますよね?
例えば、「減価償却」という言葉がわからなかったとしましょう。
その場合、「減価償却について理解する」という明確な目的をもって検索をしているはずです。
次に、検索結果が表示されたあと、当然のこととして、それを全部読むということはしないはずです。
ざっと検索結果を見て、関係がありそうなことが書いてあるページを開いてみて、拾い読みをするはず。
ウェブの場合、こうした拾い読みの方法を、誰もが無意識にマスターしています。
ところが、本になった途端に、目的意識が不明確になり、拾い読みができなくなってしまいます。
しかし、コンサルタントが高速で資料を自分の中にインプットできるのは、このようなウェブサーチ的な読書法をとっているからです。
具体的の方法としては、ざっと目次を追って、関係しそうな箇所に付箋を貼ったり折り目をつけたりして目印をつけます。
そして、該当箇所だけをざっと読んでいくのです。
ウェブを検索するように、資料として本を拾い読みする
これがコンサル流検索式読書術です。
なるべく多くの文献を広く浅く当たる
このようにしてコンサルタントは目的に沿って、ウェブサーチ的に、大量の資料としての本を検索&拾い読みしていきます。
かなりのボリュームの本なり資料を、目的意識をもって検索&拾い読みすると、その道の専門家と話しても、だいたいポイントをつかんだ議論ができるようになるそうです。
まずはざっと読むことで、全体の見取り図のようなものができて、どこが重要で、どこが(※)瑣末な話かの見極めがつくようになります。
※ 瑣末(さまつ)=どうでも良いこと、小さく取るに足りないこと
そして、そのテーマでもっとも大事だと思う中心部分を、さらに専門的な本を使って、今度は読み込んでいきます。
こうすることで、広く浅くだけでなく、広くかつ深い知識を得ることができるようになります。
以上が、コンサル流検索式読書術の解説ですが、もっと詳しく読書術を学びたいという方には、同じく大石哲之さんの著書『コンサルタントの読書術』もおすすめです。
こちらも、Kindle Unlimited対象で、さっそくダウンロードして目を通しましたが、「今までの読書は間違っていた!」と気付かされる1冊でした。
良ければそちらもご覧ください。
コンサルタントの読書術 確実に成果につながる戦略的読書のススメ
まとめ
本記事では、サラタメさんで紹介された大石哲之著「コンサル一年目が学ぶこと」について、
- 本書の内容(出版社より)
- 本書の著者紹介
- 動画の紹介(サラタメさん)
- 本書の「ここもよかった!」点
を解説しました。
本書は、コンサル業界の方や、社会人1年目の方以外にも、全ビジネスパーソンが押さえておきたいスキルが詰まったおすすめの1冊です。
今なら本書は、Kindle Unlimitedで読み放題対象になっています。
気になった方は是非、手にとってみてください。
最後まで見ていただいてありがとうございました。
コメント